西光寺 Saikoji temple
中川清秀・秀政を祀った中川家の菩提寺
西光寺は、中川家が播州三木(現在の兵庫県三木市)にいた頃の菩提寺でした。
文禄3年(1594)初代藩主中川秀成(ひでしげ)は岡藩を訪れた西光寺の住職に竹田に移るよう強く願い、城下町の代官町に寺院を建てました。延宝7年(1679)に現在の場所に移転しています。
現在の本堂は幕末安政年間に再建されたものです。重層の塗籠土蔵造で銃眼のような小窓を持つ独特のデザインとなっています。
また、山門は移転直後の延宝8(1680)年の建立、大分県下で最古の鐘楼は元禄4(1691)年の建立です。
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西光寺の注目スポット
境内には中川清秀・秀政の遥拝墓があるほか、彫刻家 朝倉文夫による藤丸警部の銅像も設置されています。
藤丸警部は、西南戦争で政府軍として活動し、殉職しました。警部の魂を西光寺の住職が弔い、現在でも命日の5月23日には追悼祭が行われています。