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2025年10月27日
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特別展『追憶の岡城』開催中!

竹田市歴史文化館・由学館の秋季特別展は、岡城をテーマに『追憶の岡城』展を開催中です。
会期は12月24日(水曜日)まで。
岡城にまつわる貴重な各種資料を一挙大公開。見逃し厳禁です。
岡城跡散策とセットで、歴史文化館の特別展もぜひご観覧ください。

展覧会リーフレット

今に残る岡城跡の原形は、文禄3年(1594)に新たに岡城主となった中川秀成公により普請されたもので、慶長元年(1596)に一応の完成をみました。それまでの中世的な山城から総石垣造りの近世城郭へと変貌を遂げたのです。阿蘇溶結凝灰岩の断崖絶壁上にさらに石垣が築かれ堅固さを増した岡城。その壮観な様相は《宝暦御城真景図》などの絵画資料からも窺うことができます。江戸期の地理学者である古川古松軒は「かねて聞きおよびしより嶮城にして、目を驚かせしなり。海内三嶮城の最上とも称せるもむべなり」と岡城を評しています。
しかし、岡城が辿ってきた歳月は順風満帆というわけではありませんでした。今なお災害と復旧の繰り返しに悩まされています。地震や風水害など、自然災害が起きる度に被災し石垣も崩落。さらに火災により建物が焼失してしまうことも度々ありました。江戸期より建物も石垣もその復旧に多大な労力が費やされてきたのです。
廃藩後に建物は失われ、岡城は石垣のみが残る城跡となりました。昭和11年(1936)に国指定史跡に指定されて文化財としての整備が実施されるようになり現在に至っています。今も「岡城」を後世に継承するため、多くの人々が関わって様々な取り組みが行われています。

本特別展では「岡城」にまつわる各種資料(古文書・絵図・絵画など)を展示しています。岡城の成立ち、岡城の災害と復旧の歴史、岡城に魅了された画家の作品などを中心に紹介していますので、この機会にぜひご覧ください。

詳細は歴史文化館ホームページをご覧ください。

★歴史文化館学芸員と「おかじょう散歩」しませんか。
開催日時 11月24日(祝日・月曜日)13時~
募集定員 15名 ※事前申込が必要です。
内  容 特別展示観覧の後、岡城跡へ移動して城内散策(解説付)
申し込み先 歴史文化館 0974-63-2200

宝暦御城真景図(竹田市歴史文化館蔵/市指定有形文化財)
岡城古写真(竹田市歴史文化館蔵)
模擬復元された御三階櫓(昭和62年)
豊後国岡城櫓幷門焼失之覚(竹田市歴史文化館蔵)
阿南東林《岡城図》(竹田市歴史文化館蔵)
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