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2024年09月17日
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渡邊長男生誕150年記念特別展「彫塑生面」開催中です。

城下町の竹田市歴史文化館・由学館で令和6年度秋季特別展「渡邊長男生誕150年記念 彫塑生面」が開催されています。会期は12月15日(日曜日)まで(木曜日休館)。

渡邊長男(1874‐1952)は近代日本を代表する彫塑家(彫刻家)のひとり。旧岡藩士渡邊要蔵の長男に生まれ、東京美術学校彫刻科を卒業した後、彫刻界のパイオニアのひとりとして、昭和期に至るまでいくつもの重要な作品をつくりつづけました。同じ彫塑家(彫刻家)で東洋のロダンとも称された朝倉文夫は渡邊長男の実弟にあたり、文夫の進路に大きな影響を与えた人物でもあります。

日本橋欄干上部の麒麟・獅子像や明治天皇御尊像などが有名ですが、かつて万世橋駅前にあった廣瀬中佐・杉野兵曹長像など多くの作品が戦時中の金属供出や戦後の混乱のために失われており、現在、渡邊長男の作品に触れる機会はとても少なくなっています。

今回、渡邊家に残された作品群が渡邊家ゆかりの竹田市へ寄贈されることになりました。本展覧会はそのお披露目をかねた特別展です。ぜひ、歴史文化館を訪れ、渡邊長男の鋭い観察力と造形力をご堪能ください。

https://www.city.taketa.oita.jp/bunka_rekishi_kanko/yugakukan/index.html

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